春は万物が芽吹き、生命が慎重に動き出す季節です
東洋医学では、春は「肝」の季節とされ、肝の働きを整えることが健康維持の鍵になります
身体の流れをスムーズにして情緒の安定や消化機能の調整にも関わっています
春の養生のポイントをいくつかご紹介します
1. 食養生
苦みと酸味を取り入れる!
春は「肝」の意識が高まる時期ですが、過剰になるとイライラや頭痛、消化不良などの不調を気にしましょう
この味のバランスを整えるために、食事に苦や酸味を取り入れてよいでしょう
苦味のある食材:春菊
酸味のある食材:梅干し
また、春は新陳代謝が慎重になるため、冬に溜め込んだ老廃物を排出する「解毒」の季節でもあります
2. 生活習慣
適度な運動と早寝早起き!
春は自然界の陽気が高まる時期であり、人間の体も活動的になるべきことです 冬の間に固まった体をほぐすために、軽いストレッチやウォーキングを取り入れ、気の流れをスムーズにしましょう
また、夜更かしは「肝」に負担をかけるため、最低限の早寝早起きを意識することが大切です
特に、夜11時~深夜1時は「肝」がじっくり働く時間帯なので、この時間にしっかり休むそれで肝臓の機能を整えることができます(深酒は禁物です)
3. 感情のコントロール
ストレスをためない!
東洋医学では、肝臓は「怒り」と関係が深いとされています
春になるとイライラしやすくなるのは、肝臓の意識がすぎるためです
ストレスを感じたら深呼吸をしたり、自然の中を散歩したりリラックスすることでしましょう
また、書道や瞑想、ヨガなどのゆったりとした動作を取り入れたおすすめです
〜まとめ〜
春の養生では「肝」をいたわること
〇苦味・酸味のある食材を摂取する
〇軽い運動と規則正しい生活を心がける
〇ストレスをためず、感情を穏やかに過ごす
これらを意識して、春の季節を元気に過ごしましょう

山形はイタリア野菜も有名です
味が濃くて甘みがあるのが特徴です
山形の漢方薬局は百草園
Comments