日を追うごとに春らしい陽気を感じる今日この頃です
東洋医学的な考え方で、春先は「肝」の気が高ぶる季節とされています
長い冬を越え自然の植物が芽吹くとされる頃、精神的な不調を訴え当薬局に相談に来られる患者さんがいつもに増して多いのが現状です
植物と一緒で、実は人間も自然の摂理に大きく関わっているのです
その「肝」と人間の情緒は密接な関係にあるとされ、肝の気の乱れで情緒不安定や不眠、またホルモンバランスとの関わりもあり、女性の場合は生理不順等を引き起こしやすいともされています
先日、とある精神科医の先生と臨床心理士の先生二名と当方(百草園薬局)で情報交換会を行って参りました
テーマは「メンタル疾患に対する漢方的解釈と治療法」
治療方法や方針こそ違えど、患者さんを救う気持ちには変わりなく大変有意義な情報交換となりました
人間の身体は10人いれば10通り、100人いれば100通りで全く同じではありません
西洋医学的な治療は、どうしても限られた薬剤の中からの選択と組み合わせになってしまいがちです
どこの部分が弱いのか、何が足りなくどこを補わなければならないか
カウンセリングしながら根の部分まで掘り下げ「オーダーメイド」は大袈裟な表現ですが…その方の不調とされる「原因」を見つけるのが漢方薬のなせる業です
逆に根の部分が改善されなければ表面の部分(患者さんが訴える症状)は何時まで経っても改善しません
「西洋医学」と「東洋医学」それぞれの得意分野を生かして「同時進行」で治療できれば最高な事です
山形の漢方は百草園薬局へ!
Comments