11月に入りました
- 百草園薬局

- 11月2日
- 読了時間: 2分
暦の上ではもう晩秋、朝晩の冷え込みに思わず首をすくめる日が増えましたね
【今月の合言葉は「貯める」と「潤す」】
本格的な冬を迎える11月は、東洋医学では「腎(じん)」の季節、つまり「冬」への移行期と捉えられます
「腎」は生命のエネルギーを蓄える場所。これからの寒い時期は、消耗を抑えてエネルギーをしっかり「貯める」ことが養生の基本です
また、空気の乾燥が本格化する時期でもあります。漢方でいう「肺(はい)」は乾燥が大の苦手!肌、喉、今日1日のんびりします、そして大腸といった粘膜がダメージを受けやすいので、しっかり「潤す」ケアも欠かせません
11月に気をつけたい主な不調と養生法
1. 寒さで「巡り」が滞る!
急な冷え込みで血管が収縮し、血の巡りが悪くなりがち。手足の冷えはもちろん、肩こりや頭痛、疲れが抜けにくい「寒暖差疲労」にもつながります。
漢方: 滞った血の巡りを良くする**「活血(かっけつ)」作用のある漢方薬や、体を芯から温める「温裏(おんり)」の生薬がおすすめです
養生: 湯船にしっかり浸かって体を温めましょう!冷たい飲み物は避け、体を温める食材(生姜、ネギ、ニラなど)を使った温かい煮込み料理や鍋料理が◎
2. 乾燥で「カサカサ」になる!
空気が乾燥すると、喉のイガイガ、空咳、肌のカサつき、便秘といったトラブルが増えます
漢方: 粘膜を潤す「滋陰(じいん)」や、肺を潤す「潤肺(じゅんはい)」の漢方薬が活躍します
養生: 加湿器を使って湿度を保ち、水分補給をこまめに行いましょう。体を潤す作用のある食材(梨、白きくらげ、百合根、黒ごま、蓮根など)を積極的に摂ると良いです
百草園薬局店主からのちょっとした助言
寒くなると、どうしても活動量が減りがちですが、全く動かないのは「巡り」にとってマイナス!散歩やストレッチなど、無理のない適度な運動で体を動かして血行を促し、そして早めに休んでエネルギーを蓄える…これが冬に向けたベストな過ごし方です
今年の冬も元気に乗り越えるため、ご自身の体質に合わせた「貯める」と「潤す」ケアを始めませんか?
季節の変わり目の不調、気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください
百草園薬局は体質をしっかり見極めて、あなたにぴったりの漢方薬をご提案します
山形の漢方は百草園薬局






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