日本漢方連盟の総会に参加して

先日土曜日、東京で日本漢方連盟の総会に参加して参りました
今回、改めて感じたのは、漢方薬局を取り巻く環境が少しずつ変化しているということです
厚生労働省も漢方薬局に関心を持ち始めています
これまで、漢方薬局が日々の相談や漢方薬・生薬の販売を通じて、患者さんの健康を支えてきた現場の実情は、必ずしも十分に理解されてきたとは言えないように感じていました
しかし、最近は厚生労働省でも、漢方製剤や生薬を取り扱う薬局の実態や、患者さんが必要な漢方薬を入手するための仕組みについて、検討が進められています
これは、私たち漢方薬局にとって大きな変化です
一方で、現場の実情を正しく理解していただき、制度に反映してもらうためには、私たち自身が声を上げ、関係団体と連携していくことが大切だと感じています
『零売の問題と、漢方薬局が直面する課題』
現在、医療用医薬品を処方箋なしで販売する、いわゆる「零売」が大きな問題となっています
この問題は、漢方薬局にとっても決して他人事ではありません
漢方薬や生薬には、一般用医薬品として販売されているものだけでなく、医療用医薬品としてしか入手できないものや、一般用医薬品では十分に対応できないものもあります
そのため、患者さんの体質や症状に合わせた漢方相談を行う中で、必要な漢方製剤や生薬をどのように提供していくかは、私たちにとって切実な課題です
今後、零売に関する定義や販売条件が厳格化され、取り扱う医薬品や販売方法がその条件に当てはまると判断された場合、これまで患者さんに提供できていた漢方薬や生薬を販売できなくなるおそれもあります
もちろん、医薬品の安全性を確保し、適正な販売を行うことは大前提です
しかし、制度を整える際には、漢方薬局が担っている役割や、患者さんが実際に必要としているものについても、十分に考慮していただきたいと思います
大切なのは、単に販売できるか、できないかという問題だけではありません
患者さんが必要とする漢方薬を、適切な形で、これからも安心して入手できる環境を守ること…
それが、私たち漢方薬局にとって何より重要なことだと考えています
患者さんのために、日本漢方連盟との連携を続けていきます
こうした課題に、一つの薬局だけで対応することには限界があります
だからこそ、日本漢方連盟のように漢方薬局が抱える問題や現場の声を共有し、制度の改善に向けて活動する団体との連携が重要になります
今回の総会への参加を通じて、漢方薬局の将来について考えるとともに、私たち一人ひとりが現場から声を届けていくことの大切さを改めて感じました
百草園薬局も日々ご相談に来られる患者さんのお話を丁寧に伺い、その方に合った漢方の選択肢を一緒に考えるという姿勢を大切にしていきたいと思います
制度が変わっていく時代だからこそ、守るべきものがあります
それは、目の前の患者さんに向き合うこと…そして、必要な漢方薬を必要とする方に届けられる環境を、次の世代にもつないでいくことです
これからも日本漢方連盟との連携を大切にしながら、患者さんのために何ができるのかを考え、行動していきたいと思います
今後とも百草園薬局をよろしくお願いいたします!
山形の漢方は百草園薬局
#山形#漢方#漢方薬#漢方薬局#百草園薬局

山形へ戻る機内より





コメント