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酷暑と自律神経について

  • 執筆者の写真: 百草園薬局
    百草園薬局
  • 7月17日
  • 読了時間: 3分

~夏の不調を漢方の知恵で乗り越える~


以前は「気温差と自律神経」と言う話題をしましたが、今回は「酷暑と自律神経」と題して書きます


連日の猛暑、いかがお過ごしでしょうか?

今年の山形の夏も、例年以上に厳しい暑さが続いています

気温の高さだけでなく、湿度や室内外の温度差によって「なんとなく体がだるい」「イライラしやすい」「寝つきが悪い」といった不調を訴える方が増えています

これらの症状は、自律神経の乱れが大きく関係しています


◆自律神経とは?

自律神経は、私たちの意思とは無関係に、体温・血圧・発汗・内臓の働きなどを自動的にコントロールしてくれる大切な神経系です

交感神経(活動モード)と副交感神経(休息モード)のバランスによって健康が保たれています

しかし、真夏のような極端な環境下では、このバランスが崩れやすくなります


◆酷暑がもたらす自律神経の乱れ

以下のような要因が、自律神経を乱すきっかけとなります

〇室内外の温度差(冷房による冷えと外気の暑さのギャップ)

〇過剰な発汗による水分・ミネラルの喪失

〇暑さによる睡眠不足や疲労

〇冷たい飲食物の摂りすぎによる内臓の冷え


これらの影響で、頭痛・めまい・だるさ・食欲不振・不眠・動悸など、まさに「夏バテ」と呼ばれる症状が起こりやすくなります


◆漢方から見た自律神経と「気・血・水」

漢方では、自律神経の乱れを「気(き)」の巡りの停滞や、「陰陽のバランスの崩れ」として捉えます


□気虚(ききょ):エネルギー不足で疲れやすい、汗が止まらない

□気滞(きたい):ストレスや緊張で気が滞り、イライラや不眠につながる

□陰虚(いんきょ):体の潤いが不足し、ほてりや寝汗が出やすい


こうした体質に合わせて、個別に漢方薬を選ぶことで、根本から体調を整えることが可能です


◆生活の養生ポイントも忘れずに

〇クーラーの冷え対策に薄手の羽織ものを

〇温かい飲み物で内臓の冷えをケア

〇夜更かしを控え、睡眠をしっかり確保

軽い運動やストレッチで気の巡りを改善


◆まとめ

酷暑が続く中、自律神経の乱れによる不調は決して珍しくありません

「夏バテかな?」と見過ごさずに、早めのケアが肝心です

漢方は、乱れた体のバランスをやさしく整える力があります

不調を我慢せず、ぜひ百草園薬局へ一度ご相談ください!

一緒に、元気に山形の夏を乗り切りましょう!


山形の漢方薬は百草園薬局

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羽田空港名物、彩鳳の焼売

ピリッと黒胡椒が効いていて、たまに無性に食べたくなる品です

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